耐久性能・空気環境について
- 憲正 久松
- 5月3日
- 読了時間: 2分
耐久性能・空気環境についての自分の勉強を兼ねた覚書です。
耐久性能
木材の劣化を軽減し住宅の耐久性を高めるための基準です。
■ 外壁、土台の防腐、防蟻
外壁を通気工法とする
地面から1m以内に防腐、防蟻処理
外壁下端に水切を設ける
土台にヒノキ、ビバ等を使用
基礎の高さを地盤面から40㎝以上とする
■ 床下換気、防湿、小屋裏換気
基礎と土台の間に通気のためのパッキンをつけて床下を換気
べた基礎等で湿気を防ぐ
軒先に給気口を、棟部分に排気口を設けるなどして小屋裏(屋根裏)の換気を行う。
空気環境
■ ホルムアルデヒド対策
内装の仕上げや天井裏などにホルムアルデヒドを発散しない材料(F☆☆☆☆)を使用します。
現在ほとんどF☆☆☆☆の建材しか流通していないので特に問題ないと思います。
■ 居室機械換気
24時間換気扇により1時間に0.5回空気を入れ換える(2時間で全ての空気を入れ換える)のですが、次の3つの方式があります。
第1種換気 機械吸気・機械排気
第2種換気 機械吸気・自然排気
第3種換気 自然給気・機械排気
このうち、居室に給気口を設け、トイレ等の換気扇で排気を行う第3種換気が一般的です。
住宅の気密性能が上がったことにより新鮮な空気が入りにくくなりシックハウス症候群が社会問題になったことがきっかけでこの基準ができました。
せっかくすき間をなくしているのにそこに穴をあけるわけでちょっと皮肉な感じですが、健康にかかわることなので大事な基準です。