磯野家とフグ田家の平屋の二世帯住宅
家族構成は
ナミヘイとフネの高齢夫婦
その子供のカツオとワカメ
マスオとサザエの若夫婦
その子供のタラ
若夫婦の奥さんの実家での同居なので、いわゆる嫁姑問題などは心配ないパターンです。
マスオさんの優しい性格もあって同居がうまくいっていると思います。
[マスオ・サザエ・タラの部屋]
南東の一番良いところにあり、ナミヘイとフネの娘夫婦に対する愛情を感じます。
親の部屋と離れており、兄弟の部屋とも廊下をはさんでますのでプライバシーが守れるよう配慮されています。
ただ、布団を入れる押し入れの幅が狭いのが残念です。
[ナミヘイ・フネの部屋]
大きな床の間と飾り棚がある立派な部屋になってます。
ナミヘイがカツオたちをしかる時に父の威厳を示すのにはよいですが、寝室をかねることを考えるとやはり押し入れがほしかったと思います。
おそらく隣の客間にある押し入れに布団をしまっていたと思われますが、毎日フネさんは大変だったと思います。
高齢夫婦にとって、トイレや風呂が近いのはとてもよいと思います。
[カツオ・ワカメの部屋]
子供部屋のような勉強をする部屋については北側の落ち着いた光のほうが集中しやすいので北側の部屋でよいと思います。
二人が成長して別の部屋にしたくなった時どうするかが悩ましいです。
[茶の間・台所]
家族が集まる茶の間や、主婦がいる時間が長い台所は、本来南側が望ましいと思いますが、この時代では客間のほうが優先され、しょうがなかったのでしょう。
台所に勝手口があるのはゴミ出しなどとても便利です。この時代のように三河屋さんが御用聞きに来ることは現代ではまず無いと思いますが。
[風呂]
とても広い風呂になってます。ナミヘイさんのこだわりでしょうか。
[客間]
家の中心の南側でとても良いところにあります。こういう時代だったのでしょう。
この部屋に仏間があるのですが、通常仏壇の向きは東向か南向きとされてますがここでは西向きになってます。また、仏壇の後ろに廊下があってはいけないという人もいますのでちょっと心配です。
[広縁]
これだけ大きな広縁を作るのはコスト的にはたいへんだと思いますが、タマの昼寝場所、ナミヘイさんが碁を打つ場所、お月見の場所等々利用価値の高いスペースです。